私は今までの自分を恥ずかしく思うほど、イギリスの方々に良くして頂きました。「困っている人がいたら助けましょう」言葉では簡単に言えますが、実際人に助けてもらった経験も助けた経験もあまりありませんでした。ですが、今回のイギリス遠征ではよくしてもらったこと、助けてもらったことが多すぎました。月並みな言葉ではありますが、これからは絶対困っている人に声をかけたいと思うし、言語が違うって思っていたよりずっと不安だから、アルバイトでもなんでも外国の方にもっと丁寧に接していきたいと思います。
剣道の面では、世界中に剣道を愛している人がたくさんいると私自身の目で見て知ることができました。
私はここまで剣道好きではないなあと思ってしまうほどでしたが、剣道が愛されているのを知れたのはなぜか嬉しかったです。マンチェスターの道場に、道場の団旗と、イギリスの国旗と日本の国旗が飾られているのを見たとき、すごく感激しました。
また敵であろうといい技には拍手をして、賞賛し、自分の剣道へのアドバイスを求める。そんな日本ではまず見られない姿に驚きました。勝ち負けはもちろん大切で、大事にしないといけないけれど、相手を尊重して自分の剣道を見つめることの素敵さを改めて実感し、剣道っていいものだなと心から思いました。
最後に、剣道をやっているという共通点だけの、日本語しか喋れないただの学生の私たちを暖かく丁寧に心から歓迎してくださったイギリスの皆様には感謝しかありません。これは今までの先輩方や水久保が作ってくださった人脈だと思います。ここで受けたものをイギリスの方々にも先輩方にも返すために、あと1年少し、私は私のできることを精一杯したいです。
まずは試合に勝つところから頑張ります！